ようこそです。
グレートマジンガーはマジンガーZの続編として
1974~1975年に放映された
永井豪とダイナミックプロ原作
東映動画製作の巨大ロボットアニメーションです。
52話はヒロイン炎ジュンが孤児院時代の幼なじみとめぐり合う話。
今回も藤川桂介氏の脚本がすばらしく2回に分けて紹介します。
さっそうとバイクで走るジュンに暴走族がからんできます。
「さっき町で会った連中だわ」
ジュンは持ち前のバイクテクニックで暴走族を撃退しますが
戦闘獣のミサイルが飛んできます。
鉄也はいち早く出撃
発電所を攻撃する戦闘獣に向かいます。
「鉄也君、原子力発電所が爆破されたら大変なことになる」
「わかりました、必ず止めてみせます」
一方吹っ飛ばされたジュンは
倒れた青年の傷の手当てをします。
「あなた、大丈夫?」
「ほっといてくれよ!」
「そうはいかないわ。こんなにケガをしてるじゃないの」
「いい若い者が女の子をからかうことしかできないの?
情けないったらありゃしない」
「あなた、どこかで見たことあるわね・・・」
「他人の空似だろう」
「だったらなぜあたしをまともに見られないの?」
ジュンは孤児院で一緒だった生田信一郎だと知ります。
「生田君、あなた変わったわね」
「うるせえな、科学要塞研究所に拾われてお説教グセでもついたのか」
「施設にいた頃のあなたとは想像も出来ない姿に
なってるのがくやしいのよ」
ここからは孤児院時代の回想シーン。
渡辺宙明作曲「ビューナスAの歌」のインストゥルメンタルが
効果的に使われています
川べりの花を取ろうとしたジュンは水中に落下してしまう。
「大変だ!ジュンが川におっこっちゃった!!」
信一郎は危険をかえりみず川に飛び込んで助けに向かい
二人は通りがかった船に救助されました。
「あなたは無理だとわかってるのにあたしを必死で
助けようとしてくれたわ。
あの頃に比べて今のあなたは情けないと思わない?」
「何をやっても無気力さ。
オレなんかに何もできやしないんだ!」
「生田君、見て。あのグレートマジンガーに乗ってる剣鉄也も孤児よ。
でも彼は孤児の境遇を乗り越えたわ。」
「戦うことが青春なのかい!」
「そうよ、戦いの後の平和な暮らしを夢見て若い力を燃やしているわ。
あなたは何を夢見て青春を燃やしているの?
車をかっこよく乗り回すことなの、
そんなの空しいと思わない?」
「うるせえ!!」
「安心したわ。あなたはまだ心の底までくさってはいなかった。
じゃ、今度会うときはもうちょっとましになったあなたに
おめにかかれそうね。」
ようやく研究所に戻ったジュン。「遅かったな」
「すみません、鉄也は大丈夫ですか」
「発電所があるんで苦しんでいるんだ」
鉄也は苦戦しながらも戦闘獣を発電所から引き離し
サンダーブレークで仕留める。
戦いを見ていた信一郎は胸に期するものがあった。
「剣(つるぎ)、おまえたちの青春とはいたずらに
終わりのない戦いを繰り返すことなのか。」
「おれはちがう!今こそ暴走族と決別して永久に戦いを終わらせ
孤児と言ってオレを馬鹿にした世間の奴らを見返してやる!!」
「ニャ~オ!!」
「誰だ、きさま!!」
「闇の帝王の使者、ヤヌス侯爵だ!」
「さっきは炎ジュンにしぼられていたようではないか」
「そんなことまで・・・だったら話が早い、
オレを闇の帝王のところへ連れて行け!!」
戦闘獣との戦いのかげで
ジュンと信一郎との物語が語られ
重層的な構成になっています。
グレートマジンガーならではの人間ドラマの名編です。
次回後半へ続きます
こんにちは。懐かしい回ですね。
ジュンのお姉さんぶりが引き立つこの回。
しかし女性をたたくなんて今では許されない描写かも…
後半も楽しみににしています。
by Taro (2019-03-19 18:04)
ありがとうございます。グレートはほおを叩くシーンが多いですね^^;DVDを見ながらセリフを追うとちょっとしたドラマのような内容に改めて感動しています。
by Lee (2019-03-19 18:58)
今晩は。初めまして。ツートンカラー紅白水着のカラー写真をお願い致します。それではさようなら。おやすみさい
by 猫かつお (2020-09-03 23:35)