SSブログ

コートールド美術館展 [アート]

ようこそです。 


コートールド美術館展に行ってきました[ぴかぴか(新しい)]

東京都美術館は上野公園の中にあります。

動物園の近くで駅からは徒歩5分ほど。

 

b268_01.jpg
  
コートールド美術館はロンドンの中心部に位置し
個人コレクションを展示する邸宅美術館です。
  
  b268_03.jpg
  
コートールド家は人絹(レーヨン)産業で財を成し
1922年から美術品の収集を始めました。
(写真はコートールド夫妻)

b268_02.jpg
     
おなじみフランスの印象派の絵画ですが
知られざる傑作がそろっていました。
モネの花の絵は思わず部屋に飾りたくなる一品[ぴかぴか(新しい)]

b268_04.jpg
  
モネが色の開拓者ならセザンヌは形の変革者でした。
これは珍しく人物の表情が豊か。
  
b268_05.jpg
  
美しい少女の絵で有名なルノワールが
劇場の桟敷席を描いた一枚。
華やかな服装の女性と背後でオペラグラスを見る男性。
男女交際の場でもあった当時の劇場の風俗を
生々しく切り取っています。
  
b268_06.jpg
  
ゴーギャンのタヒチのシリーズの中では好きな一枚。
背景の風景や室内の装飾は異国情緒にあふれ
右の女性の意志的な表情が魅力的。
  
b268_07.jpg
  
展示会の目玉、マネの「フォリー・ベルジェールのバー」
当時賑わった娯楽施設のカウンターで給仕する女性が中心ですが
背後の鏡に映る姿の位置関係に矛盾があり
物議をかもしている謎めいた傑作です。
  
b268_09.jpg
  
 フランスの哲学者ミシェル・フーコーによるマネ論。
人物と鏡像とのねじれのために
画家と鑑賞者の立ち位置を決めることが不可能である。
この絵では人物を描く(見る)位置と鏡の中のそれとは
同時に違う場所でなければならない。
(図録でも三浦篤氏が従来の絵画では常識であった
統一的な時空間を逸脱していると書いています。)
  
b268_08.jpg
  
こちらは同展のマネの「アルジャトゥイユのセーヌ河岸」
うつむいた人物の視線は風景を見ておらず
鑑賞者の視点と食い違い
ある種の虚無的な印象を受けます。
  
  b268_10.jpg
  
難しい話になりましたが^^;
気分を変えて2階のレストラン精養軒でランチ[レストラン]
コートールド美術館のコラボセットは
英国風にラムソテーと鱈のフライ(フィッシュ&チップス)
  
  b268_11.jpg
  
窓の外では銀杏が色づいていました・・・
  
  b268_12.jpg  
 
  
 雨はあがったけれど曇り空
東京国立博物館の前の広場では
佐賀・長崎の物産展のテントが並んでいました。
  
  b268_13.jpg
  
  
西洋美術館のハプスブルク展をハシゴしました[ひらめき]
  
  b268_14.jpg
  
 看板の肖像はスペイン王女マルガリータ[グッド(上向き矢印)]
下は同じくベラスケスの「ラス・メニーナス(官女たち)」
プラド美術館の傑作絵画は
鏡を駆使した構図が見事な統一感で描かれ
先のマネに影響を与えました。
  
  b268_15.jpg
※こちらは非公開
  
  
13世紀以来600年にわたりヨーロッパに一大帝国を
築き上げたハプスブルク家。
オーストリアの女帝マリア・テレジアの末娘が
マリー・アントワネットなのは有名ですね。
展示は肖像画の他に甲冑や工芸品など
技術の粋を尽くした品々が見られます。
  
  b268_16.jpg
    
おみやげ一式[手(チョキ)]
 ハプスブルクの雑誌には「ベルサイユのばら」も出ていました。
コートールド美術館展は12月15日、
ハプスブルク展は来年1月26日までの開催です。
  
  b268_17.jpg
  
  
b268_0.png
  
  
また次回[ー(長音記号1)] 

nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

nice! 7

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

   ホームページはこちら [バッド(下向き矢印)]
Lee_HP_blog02.jpg

移りゆく事どもをフォト&コミックでつづる☆Since 2013