ｸﾞﾚｰﾄﾏｼﾞﾝｶﾞｰ愛 55話(後編)明日なき総力戦!!鉄也・甲児を地獄へ送れ!!

ようこそです。 

グレートマジンガーはマジンガーＺの続編として

1974～1975年に放映された

永井豪とダイナミックプロ原作

東映動画製作の巨大ロボットアニメーションです。 

最終回の手前の第５５話。

マジンガーZが加わったミケーネ帝国との最後の戦いとともに

剣鉄也と兜甲児が火花を散らす人間ドラマが見どころです。

 

後編です。

ミケーネ帝国の要塞デモニカが出動

（カモノハシみたいで内容のシリアスさに合いませんね^^;

前半の円盤型ミケロスの方がかっこよかった。

推進力は感じられるけど・・・）

 

宿敵、兜甲児と剣鉄也の仲がうまくいってないことに

勝機があると将軍たちに活を入れる地獄大元帥

 

 

 

 
 

  科学要塞研究所では穏やかな海を見つめる鉄也の姿があった

 

 

 

 

電話が鳴り兜所長から至急管制室に来るように連絡が入るが

 

 

鉄也は一言も発せず受話器を置いてしまう

 

 

「所長！鉄也は？」

 

 

 

「うん・・・」

ジュンの問いに口を濁らせる所長

 

 

 

その頃光子力研究所では甲児が戦闘獣に襲われ

マジンガーZにドッキングできないでいた。

 

 

 

 

 

シローが鉄也の部屋に甲児のピンチを告げに来るが

 

 

 

 

 

鉄也はやはり出動をためらっている

（微妙な表情の描き分けに注目）

  

  

 

  

 

ようやく管制室に上がってきた鉄也に

シローが訴える。

「ねえ、早く甲児兄ちゃんを助けてよ！

甲児兄ちゃんのアニキは鉄也お兄ちゃんじゃないか

ぼくたちみんな兄弟みたいなもんじゃないか

ねえ、何をそんなに怒ってんだよ！！」

 

 

「鉄也君、つまらないことにこだわらんでくれ

シローの言葉通り私たちは親でも子でもない、

お互い心の通い合った兄弟として

この日本を悪の手から救わなければならんのだ」

 

 

 

 

 

  

  

  

所長の言葉に気持ちの変化が・・・

  

  

「鉄也のバカ！！」

待ちきれずジュンはビューナスAで出撃する

  

 

  

その頃ボスボロットで出撃したボスは

アメリカから帰国したさやかに遭遇

「おっ、さやかじゃねえか！？」

 

  

 

  

 

 「ボス！早くしなさい！！」

ご機嫌なボスにジュンがビューナスAで飛んできた

  

 

    「何だよ、ジュン！」

「甲児君がピンチなのよ！応援してあげて！！」

「何、甲児が！？」

二人は光子力研究所へ向かう

 

  

鉄也はようやく出撃した。 

「所長、おれはどうかしていた

甲児君より兄貴のくせに変にひがんだりして・・・」

 

  

 

 

  

 「甲児君！今助けに行く！

待っていてくれ！！」

 

  

  

 「鉄也君、わかってくれたんだね」

 

  

 「ファイヤーオン！！」

 

  

 「ウワーッ！！」

 

  

 

 

 鉄也は戦闘獣の奇襲に遭い負傷してしまう

 

 

 

 

 「いいぞバルカニア、ヤツにとどめをさすのだ！！」

 

 

「むっ？また太陽に背を向けて立ったぞ

太陽光をエネルギーにしているんだ！」

負傷しながらも敵の弱点を見抜き反撃に出る

この辺はやはりプロの戦士です。

 

 

 

 

 

一方科学要塞研究所は海上から要塞デモニカの

激しい攻撃を受けていた

 

  

「ウワーッ！！」

 

 

 

たまりかねたさやかは

「お父様！あたしに出撃させて！！」

「グレートマジンガーさえ歯が立たないのだ

おまえに勝てる相手ではない！！」

 父の弓教授にさとされる。

 

 

要塞デモニカは方向を換え

戦闘獣を倒し爆風で吹き飛ばされたグレートマジンガーを

つぶそうとしていた。

 

 

 

 

 

 

「ううん、残念だ・・・

我々の戦力は完全に分断されてしまった」

鉄也の救出のため兜剣造は

弓教授にシローを連れて地下に避難するように頼むが

「私だって鉄也君やジュン君の親も同じなのです」

と残留の意志を伝える。

 

 

覚悟を決めた所長は最後の切り札に賭ける

「ブースター発射！！」

 

 

 

 

 

ついに科学要塞研究所にかつてない危機が訪れた。

闇の帝王の作戦の前にすべてが葬り去られようとしている！

（ここでキートン山田こと山田俊司さんのナレーションが入り次回へ）

※「一休さん」の将軍様と新右衛門のコンビです（笑）

 

前編に続き作画監督森下圭介さんの鉄也の表情が素晴らしい。

心の変化が見事に表現され

子供向けに制作されたアニメであることを忘れます。

要塞デモニカのデザインは

もう少しシャープにしてほしかったですねー^^;

 

 葛藤を乗り越えた鉄也の運命は

最終回５６話に託されます。

 

（脚本：藤川桂介　演出：明比正行　作画監督：森下圭介）

   

また次回