「一度きりの大泉の話」萩尾望都 [読書]
ようこそです。
「一度きりの大泉の話」 萩尾望都
2021.04.22出版 河出書房新社
漫画家 萩尾望都が駆け出しの大泉時代を回想した本書
その衝撃的な内容から今大変な評判になっています。
私なりに感じたことを書いてみました。
(敬称略)
このところ目がしょぼしょぼして他の事が手につかないのは、この本に書かれている心因性のものではない。読了して以来、関連するレビューをスマートフォンを手にするたびに見まくっているからだ。衝撃的な内容への率直な感想、「事件」への言及、漫画評論の視点の問題、両漫画家(萩尾望都、竹宮惠子)の作品及び気質の考察などなど、双方のファンまたは中立的な立ち位置から様々な意見が噴出。発売後一ヶ月を経て今なお蒸気を噴き上げ、現在進行中活火山の様相を呈している。
以下ネタバレになるけれど、かいつまんで本書の概要を記します。