ようこそです。
出光美術館へ池大雅(いけのたいが)展に行ってきました。
17世紀の墨を基調にした味わい深い山水画です。
抜けるような青空の日比谷交差点。
左に日比谷公園、右手はお堀に囲まれた皇居です。
出光美術館は帝国劇場のビルにあります。
脇へまわり専用エレベーターで9階へ
山水画は南画、文人画ともいわれ
中国の影響が強い当時の傾向がうかがえます。
油絵などと比べ一見地味なようですが
左のなまずの絵は墨ならではの筆跡が味のある一枚です。
『十便十宜』(じゅうべんじゅうぎ)は清の劇作家、李漁の別荘での生活をうたった詩集。
与謝蕪村との競作になる作品は国宝に指定され
川端康成が所有していたという傑作です。
池大雅のこの日の公開画は「樵便」(しょうべん):きこりの姿
与謝蕪村は「宜秋」(ぎしゅう):秋の美
展示室を出ると茶室「朝夕庵」(ちょうせきあん)があります。
ガラス越しに皇居を上からのぞむ贅沢なパノラマが広がっていました
フロアでは他にもルオーのコレクションや
陶片室で日本や世界の焼き物の展示が楽しめます。
お土産は左から酒井抱一、長谷川等伯のチケットファイルと
松尾芭蕉の筆ペンをチョイス
また次回