エディンバラ旅行記_7 [スコットランド]
ようこそです。
ロンドンのキングス・クロスといえばハリー・ポッターが
ホグワーツ特急に乗って魔法学校へ旅立った駅。
こちらは逆にスコットランドから到着しました
3日目④:東海岸特急
ホテルの部屋の窓から聖ジャイルズ大聖堂の王冠が見える。
石灰岩で造られた旧市街の建物は黒ずんでいい味わいを出している。
名残惜しいが今日はロンドンへ出発する日だ。
急こう配、急角度で曲がりくねったコックバン・ストリートを
スーツケースと共に下るのは至難の業だ。
ゴロゴロと先走る荷物を御しながら
かつては水たまりの底だったウェイバリー駅へ向かう。
ウェイバリーブリッジには空港行きのバス、エアリンクの姿も見える。
工事中の狭い仮通路から駅の構内に入った。
メインホールはヴィクトリア時代の円いガラス屋根と
天井の装飾が美しい。
19世紀様式の鉄骨とガラスの窓からは
朝のやわらかな光がふりそそいでいた。
10:30のロンドン行きの列車到着まで時間がある。
トイレに行こうとしたら案の定有料・・・
30ペンスの硬貨を入れると
回転バーが動いて中に入れる仕組みだ。
電光掲示板を見ると
ロンドン行きは1番線に到着する。
果たして一番端っこのマイナーホーム。
ウェイバリー駅の中央にはスコットランドの
他都市行きのホームが並んでいた。
1番線に乗客たちが集まってきた。
今更ながらエディンバラは始発駅ではないのだ。
EAST COAST と書かれた
薄汚れた車体が到着すると
一抹の不安がよぎった。
ホームと車体の間に横たわる大きな隙間を
エイヤッとスーツケースを持ち上げて乗り込んだ。
二等車両はほぼ満席状態。チケットの指定席を見つけると
2人席の通路側に座った。
反対側の4人席では 若者たち3人がビールで盛り上がっている
列車はしばらく羊たちのいる草原を走った後、北海沿岸に出た。
一度は見たいと思った景色が反対側の車窓を流れて行く。
若者たちをスルーして何とかデジカメの照準を合わせた
ロンドンまでは4時間を超える長旅。
途中ニューカッスルでは乗客の出入りが多かった。
4人席にラップトップを広げていた怪しげな中年男性は
指定席の乗客が乗って来ると
そそくさと違う車両へ移っていった
ヨークでは駅の柱にあしらわれた紋章が可愛かった。
定刻の14:50 キングスクロスに到着
ハリポタの9 3/4ホームを見る余裕もなく
人波に乗って改札を出るとチューブ(Tube:地下鉄)へ向かった。
(写真の半裸の男性はいったい・・・)
プリペイドのオイスターカードをネットで買っておいたのは大正解
2012限定デザインのおまけつきだった
※エディンバラ旅行記にご訪問ありがとうございました。
ロンドン編は後ほど改めてお送りする予定です。
また次回