エディンバラ旅行記_6 [スコットランド]
ようこそです。
グレイフライアーズ・ボビー(Greyfriars bobby)はスコットランドの忠犬ハチ公。
1858年にエディンバラ市警のご主人が亡くなってから
14年間もお墓の隣に座っていたそうです。
3日目③:グレイフライアーズ・ボビー
ホリールード宮殿の見学を終えると
ロイヤルマイルには戻らず違う道を選択した。
スコットランド議会の裏手にまわり
ロイヤルマイルに平行するホリールード通りに入ると、
スペインの建築家が設計した斬新なデザインが見られた。
心配した驟雨は収まり、程なくソールズベリー・クラッグスを背景に
白いテントを広げたような建物が現れた。
ダイナミック・アースでは地球年代記のアトラクションを
見ることができる。
この辺りは近代的な建築が続く。
濡れた路面には色づいた葉が散らばり
二階建てのバスが走って行った。
日本と同じく赤い色のポストが立っている。
胴にあるGRの文字は先代のジョージ6世の治世を示す。
VR:ヴィクトリア女王
EⅡR:エリザベス2世
と、それぞれの設置時期がわかるようになっていた。
ふたたび旧市街らしい建物が増えてきた。
行く手に橋のトンネルが見え、上を歩行者が通っている。
地図によるとサウス・ブリッジだ。
トンネルをくぐると右手にロイヤルマイルへ続く坂道がある。
ここを上ればホテルに着くのだが、
忠犬ボビーの像に行きたいのでさらに先へ進む。
曲がりくねった坂道の下に
石造りの古い水栓がある広場に出た。
グラス・マーケットは中世の刑場跡だったが
今ではお洒落な店が並んでいる界隈だ。
ボビーの像は何処にあるのだろう?
そのまま進むと違うような気がしてUターンすると、
細い急な坂道から子供連れが降りてきた。
右手の塀の中に緑がある坂を登れば、
三叉路の中心に赤い御影石に載った
グレイフライアーズ・ボビーの像があった。
向かいに同名のパブがあり、
背景に写るように像の向きを変えたのだという。
辺りは写真を撮る子供たちで賑わっていた。
スコットランドにはタウザー(Towser)という名物猫もいる。
ウィスキー蒸留所で1987年に亡くなるまでの24年間
何と28,899匹のネズミを捕まえて
ギネスブックに記録されているつわものだ
近くには円柱の建物のスコットランド博物館があった。
残念ながら時間がない
三叉路から伸びるジョージ4世橋から
ロイヤルマイルへ向かった。
橋の下にはさっき通ってきた墓地が見えた。
グレイフライアーズ教会にはボビーの墓がある。
17世紀には宗教上の争いで多くの犠牲者が出た所でもあった。
旧市街に夜の帳が降りる。
フランケンシュタインという名のパブを通り過ぎた。
薄暮の空にスコットランド旗がたなびいている・・・
不意に目の前に雪だるまの立て看板が現れた。
ホテル・ミッソーニ
ジグザグ模様のニットで知られるイタリアのデザイナーズホテルだ。
タータンチェックの地にミッソーニとは、何とも斬新な取り合わせ。
こちらは目の前のロイヤルマイルを右折すると
地味なビジネスホテルへと向かった。
また次回