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月岡芳年「月百姿」 [アート]



ようこそです。 


月岡芳年「月百姿」展に行ってきました。

幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師で

現代の劇画にも通ずるダイナミックな表現が特徴です。

※前期と後期で展示作品が異なるのでご注意ください。


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原宿の太田記念美術館は小雨にもかかわらず

スライドトークを待つ人の列ができていました。

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 「月百姿」は月にちなんだ物語を題材にした100点の作品。
主席学芸員の日野原健司さんの解説でした。
 
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「神事残月」は永田町日枝神社の山王祭の山車(だし)を描いた
色鮮やかな作品。当時は江戸城内に入ることがゆるされていました。
明け方の「残月」がうっすらと残っています。
 
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父親の仇討ち「曽我物語」で、曾我兄弟の弟が雲間の三日月を仰ぎ見る場面。
人物の角度と小鳥の翼に半身を隠す三日月の構図が印象的な一枚。
 

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ご存じ孫悟空と玉兎(ぎょくと)という白ウサギに化けた妖精。
バック一面に満月を配した大胆な構図とトークでの説明がありました。

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浪人に身を落とした玉淵斎(ぎょくえんさい)が桜吹雪の中、
花見客と交わり短歌を詠む一幕。
 

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上の図ではわかりませんが黒字の着物には左図のように文様が描かれています。
「正面摺」(しょうめんずり)といい裏面に版木をあてて模様を摺る技法。
こちらも詳細解説がありました。


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地階の手ぬぐいショップで季節の花柄を選びました。
左上のしずくよけはペットボトルにまいてホルダーの代わりになります。
 
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美術館を出て雨の中、表参道の坂を上ります。
 
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途中に参道橋の跡を発見。左の階段下が川だった名残のようです。
 
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表参道ヒルズが見えてきました。
 
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以前は写真下の同潤会アパートでした。
1923年の関東大震災後、耐震耐火の鉄筋コンクリート構造のアパートとして
1926~1927にかけて建てられたものです。
 
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2006年オープンの表参道ヒルズは安藤忠雄設計。
細長いアパートをほうふつとさせる内部空間です。
 
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ここで遅いランチに担々麺をいただき[ひらめき]
 
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パリのショコラティエ、ジャン・ポール・エヴァンで
ショコラショー(ホットココア)とマカロンのセットを賞味[ぴかぴか(新しい)]
 
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表参道を上りきり青山通りの交差点に着きました。
 
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角のビルには個人的にとても懐かしい谷内六郎の壁画が健在[目]
この場所で120年続く老舗の山陽堂書店です。
 
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エヴァンでマカロンとトリュフチョコをお土産に買いました[黒ハート]
 
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 また次回 [ー(長音記号1)]

 

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