ようこそです。
代表作「サザエさん」は漫画として面白いのはもちろん、
単行本表紙などの秀逸なデザイン感覚、
時事問題にいたるまで詳細に描かれた昭和の実像は
日本の貴重な文化遺産といえましょう。
特にサザエさん連載終了後の自伝的エッセイ漫画
「サザエさんうちあけ話」(1978)は
時代の記録としても最高傑作だと思います、おすすめです。
企画展「サザエさん旅あるき」は11月26日までの展示です。
東急田園都市線の桜新町駅で降りると
サザエさんの家族、磯野家の像がお出迎え
商店街にもサザエさんのキャラクターがあちこちに見られます。
ゆるやかな坂を下り、角の交番の矢印を右へ進みます。
駅より正味10分ほど歩いて赤煉瓦の長谷川町子美術館に到着です。
エッセイ漫画では”豆のように小さな建物”と書いてありましたが
立派な外観ですね
中は吹き抜けでコレクションの美術品を展示。
企画展に合わせてシルクロードなど旅をテーマにした絵画が
たくさんあり見応えがあります。
個人的にはエミール・ガレのガラス瓶とユトリロのパリの絵画が素敵でした。
美術館の隣にはこじんまりとした公園。
ここにもキャラクターが隠れています。
道路を隔てて長谷川町子記念館へ入ります。
美術館分館として2020年にオープン、
長谷川町子の業績の常設展示と企画展、カフェやグッズ販売を
おこなっています。
入り口のカメラマンはマスオさん^^
昭和の部屋を再現
ちゃぶ台を中心にテレビや足踏みミシンが時代を感じますね
企画展「サザエさん旅あるき」では
新聞連載の合間をぬって世界各地へ旅行したエッセイ漫画を中心に
原画や写真、思い出の品々を展示しています。
これはリスボンの宴会場で和服姿に注目され
無理矢理舞台にあげられた場面
(図録の原画、下描き、写真より)
2階の別室には代表作サザエさんやいじわるばあさん、
愛用の画材、趣味の陶器作品などを展示。
会場は平日にもかかわらず老若男女のお客が多く
いかに親しまれていたかが窺えます。
欲しかったグッズの数々を購入
右下は昭和22年の貴重な初版の復刻版。
(B5判の横とじゆえ初めは返品になったといういわくつき)
また次回
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