グレートマジンガー愛 19話 雪よ若い血潮を染め抜け!!(後編) [グレートマジンガー]
ようこそです。
グレートマジンガーはマジンガーZの続編として
1974~1975年に放映された
永井豪原作、東映動画製作の巨大ロボットアニメーションです。
ハーフのヒロイン炎ジュンが黒い肌に悩む19話の後編です。
戦闘を放棄したジュンはビューナスAを降り教会で苦しみを告白しています。
「ジュンさん、剣鉄也さんも自分の境遇に負けまいと頑張っています。
神様にこの命を授かっている以上、あなたのすべてをぶつけて
悪と戦うべきです。それがあなたと同じような
境遇の人の希望なんですよ。もう一人でも
戦いの被害者を出してはいけない。」
「ジュン、グレートマジンガーを助けてやってくれよ!
おれは鉄也がきらいだ。だけど今そんなこと
言ってる場合じゃないんだよ!!」
「そうだ。さっき町で逃げ迷った人たちに
あたしのような人を一人でも出してはいけないんだわ・・・」
「鉄也待ってて。あたしは戦いを憎む人の代表になって
戦闘獣と戦うわ。それがあたしがこの世に生まれた
使命なのよ。肌の色なんか問題じゃないんだわ。」
「バカ!おまえにかなう相手じゃない!!」
ミサイルを発射するもやられるビューナスA
「やったな!」
グレートマジンガーがとどめをさす。
戦い終わり研究所のデッキにたたずむジュン。
「あら!鉄也怒ってる?」
「そんなヒマねえや!ちくしょう、おれはカーッとしすぎるんだな。
少し頭でも冷やそうと思って来てみたら
先客があったってわけよ!」
「あたしのこと?おあいにく様。
あたしは銀世界の夕陽にみとれていたのよ」
「こいつ!かっこつけちゃってえ!」
「ジュン、見ているか。あの雲は君の若い血潮で
染め抜いたように燃えているじゃないか。
それが青春の色だ。人間の色なんだ。
おまえの色なんだよ。」
ジュンが肌の色でいじめられたのはもう過去のこと。
今は所長や鉄也にボスたちがそんなことは関係なく
ジュンを好きなのに、幸せは気づかないものなんですね。
白い雪の降りしきる日に黒い肌の色で悩む演出が心憎い。
ジュンのキャラクターができた時点で
考えられていたストーリーで
プロデューサーの横山賢二氏がBGM(ジュンの歌)
まで指定し力をいれたそうです。
でもジュンの女心はやっぱり男性陣にはわかってないのでは?
あんなに泣いていたのに正義や青春以外の何かが
年頃の女性としてはほしい・・・
ここはこの人にひとこと言ってもらわなくては。
そんなわけで、あったら嬉しいシーンを描いてみました♡
次のグレート愛は鉄也とジュンが出会った頃の話です^^
また次回
コメント 0